2024年9月から「楽天証券」でSCHDへの投資が可能となり、投資家界隈でかなり話題となりましたが、この度「SBI証券」でもSCHDへの投資が可能となりました!(2024年12月20日から運用開始)
結論から言うと「楽天 SCHD」と大差はないけど「SBI SCHD」はとても魅力的な投資対象です!
- 誕生:2011年10月20日
- 運用コスト:年0.06%
- 運用総額:約10兆円
- 運用利回り:約3.5%
日本の投資家はこれまで「SCHD」に投資することができませんでしたが、間接的に日本から投資できるようになりました。
正式名称は「SBI・S・米国高配当ファンド(年4回決算型)」です。
最初にSBI SCHDをまとめてみます
SCHDは米国の人気高配当ETFで、楽天証券が投資信託で取り扱うまで日本からは投資することができない高配当ETFでした。
配当利回り
配当利回りは「VYM」の3.21%を超える3.50%と上回っていて、トータルリターンや増配率でも「VYM」を超えているETFです。
信託報酬
SBI証券のSCHDは信託報酬も年0.1238%と楽天証券の0.192%よりも安いので投資信託で高配当株に投資しようと考えている人にとっては最適な商品と言えます。
100円から購入可能
米国のETFであるSCHDを日本で購入することはできませんが、購入できるとしたら28ドルするので約5,000円位します。ETFと違い、投資信託の為100円から投資ができます。
ちなに新NISAでの購入も可能ですが、積立投資枠の利用はできません。成長投資枠での投資となります。
楽天SCHDとSBI SCHDの比較
楽天SCHD | SBI・SCHD | |
設定日 | 2024/09/27 | 2024/12/20 |
信託報酬 | 年0.192% | 年0.1238% |
配当利回り | 3.50% | 3.50% |
ベンチマーク | SCHD連動の指数 | SCHD連動の指数 |
販売会社 | 楽天証券 | SBI証券 |
配当月 | 2・5・8・11月 | 3・6・9・12月 |
初回分配 | 2025年2月 | 2025年6月 |
構成セクター
業種 | SCHD |
金融 | 18.26% |
生活必需品 | 14.62% |
ヘルスケア | 15.99% |
資本財 | 11.70% |
一般消費財 | 10.91% |
テクノロジー | 10.39% |
公益事業 | 0.04% |
エネルギー | 11.93% |
電気通信 | 4.41% |
素材 | 1.75% |
上位銘柄
銘柄 | SCHD |
ロッキードマーチン | 4.51% |
アッヴィ | 4.37% |
ブラックロック | 4.20% |
コカ・コーラ | 4.17% |
ホームデポ | 4.12% |
シスコシステムズ | 4.06% |
アムジェン | 3.99% |
テキサスインスツルメンツ | 3.99% |
ブリストルマイヤーズ | 3.97% |
ベライゾン | 3.69% |
米国株の2重課税の自動調整
楽天証券では楽天SCHDの配当にかかる税金に関して二重課税の自動調整をしてくれます。
外国で課せられた税金の10%は戻ってきます。
SBI証券も同様になるとは思いますので自動調整がされれば確定申告不要で投資対象としては大変魅力的です。
ただし、2重課税となるのは特定口座で買った場合であって、NISA口座で買った場合はそもそも二重課税にならないので外国での10%の税金は引かれたままとなります。
まとめ
SBI SCHDは日本から間接的に投資できるとても優れた高配当株ファンドです。
「SBI SCHD」と「楽天 SCHD」は配当月が違うので両方に投資して8か月間配当金をもらうのも面白くないですか?若干コストの差がありますが大した差ではないので両方に投資もありかもですね!