マツダCX5(KF2Pディーゼル)のバッテリー交換をやってみたので、やり方を紹介していきます。
作業自体は簡単なのですが、自分がした失敗と注意点をのせておきます。
作業中の注意点
バッテリーを固定してあるステーの取り扱い
バッテリーを固定している2本のステー。ただひっかけてあるだけなのでナットを外したら真下に落下しますのでご注意を!ナットを外すときにステーをつかんでからステーが下に落ちないようにしてナットを外しましょう!
筆者の場合は新車購入から5年経過していた為か、ナットを外してもステーが固定(固着?)されていたので、ステーは外れないものと思っていました。作業中「カランカラン」と音がしたので確認するとステーが狭いエンジンルームに落下している・・・。取ろうにも手が入らない・・・。
何とか取り出すのに30分位かかりました(笑)
バッテリー重すぎ問題
20kgあります・・・。
おそらくこのバッテリーサイズになると女性では持ち上がらないと感じました。地面に置いてあるバッテリーであれば、頑張れば女性でも持ち上がると思いますが、エンジンルームのバッテリーを持ち上げるときは、体制的に下半身の筋力を使うことができません。
上半身の筋肉だけでバッテリーを持ち上げるのはただの筋トレです(笑)
女性の方はご注意を!
CX5のバッテリー型番
KE型
KF型
今回バッテリー交換した車両はCX5 LDA-KF2P ディーゼル車です。
使用する工具は10㎜スパナと10㎜ソケットレンチ
作業用グローブも用意しておきましょう!
交換用に用意したバッテリーはこちら。(ディーゼル車用)
ガソリン車はこちらになります。
バッテリー交換の流れ
- バッテリー交換
- 充放電積算量のリセット作業
- バッテリー状態初期設定
- ステアリング舵角センサ初期設定
- パワーウィンドウ
- サンルーフ
バッテリー交換
⓵バッテリーステーを外す
10㎜スパナでナットを緩めステーを外します
②バッテリーのマイナスターミナルを外す
10㎜ソケットレンチでナットを緩めて、マイナスターミナルを外す
③バッテリーのプラスターミナルを外す
同様に10㎜ソケットレンチでナットを緩めてプラスターミナルを外す
逆の手順で新しいバッテリーと交換する
充放電積算量のリセット作業
バッテリーを交換したら最初に充放電積算量のリセットを行います。
- 全てのドアを閉める。
- ブレーキペダルを踏まないでスタートボタンを2回押しイグニッションをONにする。(エンジンはかけない)
- 左足でブレーキペダルを踏みセレクトレバーをNレンジにする。
- ブレーキを踏み込んだ状態で5秒間以上アクセルペダルを踏み込む。
- 充電警告灯が点滅する。マスタ警告灯(△!)も点滅する車種もあり。
- ブレーキを踏み込んだ状態でアクセルペダル踏み込み/開放を3回行う。
- 充電警告灯が点灯する。マスタ警告灯(△!)が消灯する車種もあり。
- セレクトレバーをPレンジにし、ブレーキペダルから足を放す。
- スタートボタンを押しイグニッションをOFFにする。
- バッテリーのマイナス端子を切り離す。
バッテリ状態初期設定
次にバッテリ状態初期設定(i-stop設定)を行います。
- バッテリーマイナス端子を切り離した状態で、5分以上経過していることを確認する。
- 電流センサのコネクタを切り離す。
- バッテリーマイナス端子を接続し10秒以上待つ。
- 電流センサのコネクタを接続する。
- エンジンスイッチをON(エンジン停止)にし15秒以上(1分以内)待つ。
- i-stopOFFスイッチを押し続け、i-stop表示灯(緑)が消灯またはi-stop警告灯(橙)が点滅状態になるのを確認する。(約10秒)
- エンジンスイッチをOFFにする。
- ボンネットを閉じ、エンジンを始動する。
- 電気負荷なしでエンジンを完全暖気する。(水温40度以上)
- エンジンスイッチをOFFにする。
- エンジンを始動し、i-stop表示灯(緑)が消灯していることを確認する。
- 車速4km/h以上で走行し、i-stop表示灯(緑)が点灯することを確認する。停止した時に正常にアイドリングストップが働くか確認する。
自分のCX5の場合は「バッテリーマネジメントシステム点検」のエラーメッセージは⑨の段階まで点いていました。⑪の段階で消灯を確認しました。
ステアリング舵角センサ初期設定
- エンジンを始動する。
- ステアリングをロックトゥロックする。(左右にいっぱい切る)
- エンジンスイッチをOFFにする。
パワーウィンドウ
- エンジンスイッチをONにする。
- 運転席側フロントガラスを全開にする。
- 運転席側フロントガラスを全閉にした状態で約2秒以上保持する。
サンルーフ
- エンジンスイッチをONにする。
- ガラスパネルが停止するまで、チルトアップスイッチを押し続ける。
まとめ
CX5のバッテリー交換は非常に簡単です。バックアップ電源なども不要です。ディーラーやカー用品店で交換すると高額な費用がかかりますので是非ともDIYにチャレンジしてみてください!
半額以下で交換できると思います!
交換した使用済みバッテリーは、一般のごみでは捨てることができないのでカー用品店(オートバックス、イエローハット、ジェームス)で引き取ってもらえます。
筆者のおススメはダントツでジェームスです笑
おまけ
5年半頑張ってくれたバッテリー。交換前のエンジン始動動画です。