結婚して子供ができたら必ず必要だと思っていた民間の保険。
おのけんは5年ほど前まで10年以上民間保険に加入しており、毎月24,000円の保険料を払っていました。もちろん何かあった時には十分過ぎるほどの保証があったとは思いますが・・・
保険はギャンブルと一緒です。民間保険に加入していることで「得」をした人がいるのは当たり前です。ほとんどの人は健康保険で十分足りると思います。
遺族年金という制度は全く知らなかったし、これから民間の保険に入る方には是非見ていただけたらと思います。おのけんが支払っていた高額な民間保険に加入することはないと思います。
現在は勤め先のグループ保険、月額1400円の死亡時1,000万円の掛け捨て保険のみです。
自分の身に何かあった時に、残された家族のためにいくらお金が必要なのかを計算したうえで民間保険に加入しないと無駄な保険を払い続けることになります。
遺族基礎年金とは
年金の1階建て部分にあたり、国民年金に加入している人が貰える年金です。もちろん未納、滞納のない場合です。受給できるのは子、子のある配偶者です。
ざっくり年額約80万円+子一人につき約20万円もらえます。第3子以降74,800円となります。
子というのは18歳の年度末(3月31日)を経過していない「未婚の子」の事。
いずれも亡くなった人に養われていた事が前提となります。
注意点として子供のいない配偶者には支給されません。
子供が18歳の年度末を過ぎるともらえなくなります。
年収が継続して850万円以上の人は受け取れません。
遺族厚生年金とは
年金の2階建て部分にあたります。
会社員、公務員の遺族が受け取れる年金です。基礎年金にプラスして払われる部分になります。
受給できるのは妻、子、孫、55歳以上の父母、祖父母です。亡くなった人に養われていた事が前提となります。
遺族基礎年金との違いは、子供のいない配偶者にも支給される事。
ざっくり、死亡するまでの平均年収、勤続年数(20)、0.005481、4分の3で計算できます。
おのけんがもし45歳で死亡していたら・・
25歳で入社 45歳 平均年収700万円
700万円×20年×0.005481×3/4=約年額57万円
注意点としては妻が30歳未満だと有期年金となります。
年収が継続して850万円以上ある人は受け取れません。
早見表がこちら
残された家族はいくら必要か
おのけんの家は賃貸です。なので「団体信用生命保険」が使えません。奥さんはおのけんが死んでも家賃を払い続ける必要があります。
しかし必要以上のお金は、色んな意味で不要だと考えた上で自分なりの考えです。
家賃は71,000円です。子供の進学費用を3人分で600万円。妻は働けば最低でも10万円は稼げます。
早見表で確認すると長女が19歳になるまで少なくとも毎月15万円は受給できそうです。
最低生活費は遺族年金で賄えそうです。
年額180万円、10年受給すると1800万円にもなります。
子供の教育費や予想外の出費に備えて、1000万円あれば十分かなと思います。
なので死亡保障は1,000万円で民間保険を契約しています。
ちなみに10年以上私が加入していた民間保険は死亡保障4000万円・・・ その他癌だの、入院だの、通院だの色々加入しておりましたが保険を使った事はありません。結果論ではありますけど。
25歳当時、私が遺族年金を知っていれば、高額な民間保険には加入していなかったと思います。
義務教育で年金や保険は取り入れて欲しいものですね。
因みに自営業者の人は厚生年金部分が貰えませんので、そこは民間保険でカバーする必要がありますね。
民間の保険に加入する前に読んでほしい本を紹介しておきます。