米国株で資産形成　米国に投資するメリット

SBI証券が2019年9月から販売しているSBI・V・S&P500インデックスファンドは設定開始からわずか470日で純資産額が3,000億円を突破しています。

純資産額3,000億円はeMAXIS　Slimの650日、楽天全米株式インデックスファンドの913日よりも速く、米国株式インデックスファンドで最速です。

チャートもコロナショックで大きく下落後は回復してゆるやかに反発しています。

もちろんこの先株価の大暴落が来るかもしれませんが、将来の株価は誰にもわかりません。

自分たちが住んでいる日本の株式ではなく、どうして米国株に投資する人が増えているのか？

保有投資信託 マネーフォワードの「資産」から引用 上段：2019年10月に144,379円一括購入分 2段目：新...

今回はその理由を解説していきます。

株式は資産形成で最も優れている

そもそも資産形成を考えた時に高いパフォーマンスを示しているのは金でも、貨幣でも、債券でもありません。

株式が一番優れたパフォーマンスを出しています。

株式は短期的に見れば低いパフォーマンスの時期がありますが、長期で見れば右肩上がりです。

その株式の中でも米国株が最もパフォーマンスが良いんです。

上記は日本のTOPIXと米国のS&P500を比較したチャートです。

TOPIXは30年前より下、S&P500は9倍以上です。

株主重視の企業姿勢

米国には配当金を25年以上連続で増配している企業が100社以上ありますが、日本にはわずか2社しかありません。

日本企業は競争優位性が低いので業績が不安定です。なので配当金を安定して支払う能力がありません。

日本のサラリーマンは雇用が守られているため、仕事をしない社員も簡単にクビにできないので、会社はリスクヘッジをしなければならず、企業間の競争優位性が乏しくなってしまいます。

一方、米国企業は競争優位性が高いので、安定した配当金を毎年増やし続ける事ができます。

また減配は日本では当たり前ですが、米国の場合は経営陣の経営能力が問われるので、日本企業とは比べ物にならい位のプレッシャーの中で仕事をしていることになります。

そもそも日本企業の経営陣は「会社は自分たちのもの」と考えている人が多くいますが、本来上場した会社は「株主のもの」です。米国は株主重視の意識が高いので、減配にならないように業績を上げる努力を惜しまないんです。

長期的に株価は右肩上がり

米国企業は、株主重視の企業姿勢によって、会社の業績は右肩上がりに上がり続けることになります。

また法規制面においても日本と大きく差があります。

例えばタクシー配車アプリのウーバーなど、海外では当たり前にあるサービスが、日本では「規制」のせいで簡単にはできません。

自動運転の試験運用にしても同じ事が言えると思います。要するに失敗を恐れて何もできないんです。

イノベーションは米国から起きている

日本の規制は非常に厄介です。

日本には失敗することで騒ぎ立てる人が多くいるせいで、多くの人が挑戦することができなくなり、何も生み出すことができない環境になっています。

携帯電話のシェアは韓国のサムスン、米国のアップルの2強になっていしまいましたし、ネットフリックス、ズームといったサービスも米国から生み出されたものです。

米国には次世代のこれらの企業が多くありますから米国に投資する価値が高いと言えます。

まとめ

米国は世界一の経済大国でこれから人口も増え続けます。

そして米国のハイテク企業 GAFAMの5社で時価総額が約560兆円に達し、 日本の東証一部の2170社の時価総額約550兆円を上回っています。

日本はこれから益々少子高齢化が進み、経済も縮小していくことが予想されています。そのような国に投資しても株価の伸びは期待できなくなってしまいました。

約30年前は全く逆の立場だったんですが、現在はアメリカの独壇場といった感じです。

世界の株式市場を見ても、米国が約60％近くを占めていて、次いで日本の7.8％、中国の4.6％が続きます。

株式市場はアメリカ1強の時代です。

米国に投資するのはもはや必然となっています。

もしまだ米国株に投資していない人は早めに口座開設を行いインデックスファンドに積立投資をしましょう。