米国高配当ETFは、米国市場で売買されている配当利回りの高いETFです。
単純に指数に連動するのではなく、高配当な銘柄が中心に組まれています。
成長性は期待できませんが、安定した配当金が得られます。
利回りや株価は2021年7月現在です。
- 米国高配当ETFおすすめ3選
- 米国高配当ETFの特徴
- おすすめETFの組み入れ銘柄
VYM
高配当ETFの中で組み入れ銘柄数が多いので分散が一番効いているETFです。
配当金をもらいつつ、成長性もあるので値上がり益も期待できます。
日本人が一番投資している印象がある高配当ETFです。配当利回りはお勧めする3銘柄で1番低いですが、暴落耐性は1番高くなります。
コロナショックでは23%下落しました。
インデックス:FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
経費率 :0.06%
配当利回り :2.86%
配当時期 :3・6・9・12月
組み入れ銘柄:約400銘柄
組み入れ上位5銘柄
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 3.57% |
J&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン) | 3.29% |
ホーム・デポ | 2.67% |
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル) | 2.49% |
バンク・オブ・アメリカ | 2.41% |
SPYD
米国高配当ETFの中ででも、配当利回りが非常に高いです。
会社の業績に関係なく高配当の株式に投資しています。
なので景気悪化局面や、暴落局面では下値リスクが一番高い高配当ETFになります。
おのけんも保有。
コロナショックでは36%下落しました。2021年7月現在はコロナショック前の水準に戻しています。
設定が2015年と歴史が浅いため、敬遠する投資家が多いのも事実ですが、高配当なので投資家に人気があります。
インデックス:S&P500 高配当指数
経費率 :0.07%
配当利回り :3.97%
配当時期 :3・6・9・12月
組み入れ銘柄:約80銘柄
組み入れ上位5銘柄
Seagate Technology Holdings | 1.63% |
アイアンマウンテン | 1.6% |
コノコフィリップス | 1.57% |
パブリック・ストレージ | 1.56% |
リージェンシー・センターズ | 1.53% |
HDV
持続的に平均以上の配当金を出せる、質の高い米国企業75銘柄で構成されています。
四半期に1度リバランスを行っており、比較的安定した運用をしています。
おのけんも保有しています。
インデックス:モーニングスター配当フォーカス指数
経費率 :0.08%
配当利回り :3.33%
配当時期 :3・6・9・12月
組み入れ銘柄:約75銘柄
組み入れ5銘柄
エクソンモービル | 8.95% |
J&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン) | 7.20% |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 6.41% |
シェブロン | 6.23% |
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル) | 5.51% |
最後に
これから高配当ETFに投資を考えられている人は、リスクが取れるならSPYDをリスクを抑えたいならVYMといった感じになります。
リスクとリターンはセットなので自分にあった投資スタイルで選んでいきましょう。ただ上の3つは経費も非常に安くとても優れたETFなので過度に心配する必要はないかと思います。
実際、コロナショックからわずか1年で暴落前に戻っていますから、暴落があった際には是非買い増しを行いたいETFだと思います。