- 株式投資の基礎知識
- 株式投資のメリット
- 株式投資のデメリット
- 株式投資の始め方
会社というのは、物を作ったりサービスを提供したりして売り上げを上げていきます。
例えば食品を提供する会社であれば原材料を仕入れる時、食品を製造する人を雇ったり、食品を製造する機械を購入するのにお金が必要となります。
そのために会社はお金を集める必要があります。
ではどうやってお金を集めるかというと
- 銀行から借りる
- 株式を発行して投資家に購入してもらう
事業内容を公表し、「活動資金を出してください」という感じで株式を発行しているということです。
投資家はその会社が何をして利益を上げているのか、また定期的に業績をみたりしながら将来性を判断し出資をするかどうか決めます。
買った時の値段と、現在の値段を比べてみて儲かるタイミングで売れば、差額が利益となります。
また会社の売り上げが上がり、業績が上がれば会社は株主に対して感謝の意を込めてお礼としてお金を配ります。
これを「配当金」といいます。「配当金」は全ての会社で行っているわけではありませんので株式を購入する際は注意しましょう。
投資家は株を買うことで以下の3つのメリットがあります。
株式投資のメリット
- 売買益を得る
- 配当金を得る
- 株主優待 が貰える
売買益とは
株を売ったり買ったりして出た、その値段の差額によって利益を出すことです。
株価は一般的に買いたい人が多いと上がり、逆に売りたい人が多いと下がります。安く買って高く売るということです。
約一年前コンビニやドラッグストアでマスクが品切れ状態となった時、ネット通販でマスクが定価以上で取引されていたことは記憶に新しいと思います。それと一緒ということです。
配当金
これは株を発行して活動資金を集めた企業が、事業によって得た利益をお金を出してくれた投資家に対しお礼として感謝の気持ちとして配られるのが「配当金」ということです。
ただしこれは全ての会社で実施されているわけではありません。会社四季報などから確認し、年間いくら配当金が出されているか確認しましょう。楽天証券の会社四季報は無料で閲覧できますのでお勧めです。
配当利回り
配当金で覚えて欲しいものが「配当利回り」というもの。
一株当たりの配当金÷現在の株価で求めることができます。高いほどお得とい事になります。
因みに東証一部上場企業の平均配当利回りは2.11%となっています。注:2020.8時点
現在銀行預金の利回りは0.001%ですので圧倒的にお得なことがわかります。
株主優待
株主優待とは決められた時期に保有している株主に対して、無料で配られるプレゼントのようなものです。
配当金とは違いお金ではなく、QUOカードやお買物券、カタログギフトや自社製品の詰め合わせなどが配られます。
配当金や、株主優待には権利確定日というものがありその権利確定日に株主であれば受け取れます。これも会社によって違うので会社四季報で確認できます。
株式投資のデメリット
株価の下落
売買益の所で説明しましたが、売りたい人が多くなると株価は下がります。買った時の値段より下がったところで売ったら損が確定します。
会社の倒産
会社は倒産することが少なからずあり、倒産した会社の株式は紙切れ同然となります。
株の始め方
- 証券会社に口座を作る
- 証券口座に入金する
- 株を発注する
STEP1
株を買うには証券口座を開設する必要があります。株式は証券取引所で売買されていて証券会社に口座を作る事で売買の仲介をしてくれるイメージです。証券会社の実店舗に行って窓口でも購入できまが、今は一般的にネット証券の方がお勧めです。証券会社の窓口で対応するのは人間です。人が対応するということは人件費がかかっていますので手数料が高いです。一方ネット証券はパソコンやスマホで購入するので手数料は安く店舗に出向く必要もありません。ただし誰もアドバイスしてくれませんので自分で銘柄を決めて購入しなければなりません。
STEP2
STEP3
証券会社の携帯アプリやパソコンを使って発注します。発注の仕方は買い板を使って指値注文を行うやり方と、今買うという成行買い注文の方法があります。成行注文は注文した時の値段と違うことが多いので最初は指値注文で購入しましょう。買い板をクリックすることで発注できます。まずは少ない資金から始めてみましょう。
最後に
株式投資をやったことがないのであれば、まずは始めてみましょう。
リスクを理解したうえでインデックスファンドに長期で投資すれば危険なものではありません。資金を一気に個別株の一銘柄に突っ込むなど、無茶をせずコツコツ長期間やるのが基本です。