ジュニアNISAは2016年から始まった未成年を対象にした非課税制度の事です。
ただこのジュニアNISA、子供が18歳になるまで払い出しができない制度だったんです。
引き出しできないわけではないですが、引き出せば税金がまともにひかれるというものでした。
そんな使い勝手の悪いジュニアNISAは人気がなく、2023年末に廃止が決まりました。
2024年以降は払い出し制限が解除されるため、未成年者が「何歳でも」株式の売却ができるようになります。
しかも年間80万円×3年間=240万円が非課税です。
ジュニアNISA概要
ジュニアNISA | |
対象者 | 日本に住む20歳未満の人 |
非課税投資枠 | 年間80万円 |
非課税期間 | 投資した年を含め5年間 |
新規に投資できる期間 | 2023年 |
対象商品 | 上場株式・ETF・REIT・投資信託 |
投資方法 | 一括・積み立て |
解約・換金 | 2024年以降はいつまでも非課税で引き出せる |
新規に投資できるのは2023年まで
ジュニアNISAは2023年末に廃止が決まっています。その為利用できるのは2021年・2022年・2023年の3年間です。
年間80万円、3年間で240万円が非課税で運用できます。廃止が決まったことで、資金がある人には有利な制度となりました。
払い出し制限が解除
2023年の末にジュニアNISA口座が廃止されることとなり2024年から払い出し制限が解除されます。
これまでは子供が18歳になるまで引き出せませんでしたが、未成年者が「何歳」でも株式の売却をしてお金を引き出すことができます。それにより、子供が中学や高校進学時の教育資金に充てることができるようになります。
投資余力があれば有利
両親のNISA口座で満額投資しているのであれば、このジュニアNISA口座を使って240万円非課税で運用もできます。
子供の投資教育になる
口座名義人がジュニアNISA制度期間内に20歳になる場合は、20歳である年の1月1日に自動的にNISA口座が開設されます。この際、一般NISAか積立NISAにするか本人が選択します。そしてそのNISA口座に移すことができます。要するに強制的に投資環境を作れるということです。
オノケンの場合、長女には、お小遣いを子供の証券口座に振り込み、子供がジュニアNISA口座に入金作業をさせています。投資行動をすることで、投資をしている自覚を持ってくれたらいいと思っています。
まとめ
ジュニアNISAは2023年末に廃止が決まっていますが、そのおかげで預け入れたお金を2024年以降にいつでも非課税で引き出しができるようになります。廃止されることで利便性が高まり、利用者が増えてジュニアNISAの口座数も増えているそうです。
年間80万円の投資額が非課税になる効果は大きいので活用したいものです。