家に帰ってきたらとりあえずテレビをつける人、結構多いと思います。
テレビをつけると自分に有益な情報や、笑える番組に出会えると思ってしまうからでしょう。
しかし、テレビ番組は視聴者がテレビ画面に釘付けになるよう、頭のいい人たちが巧妙に番組を制作していて、視聴者は知らない間にそれらのテレビ番組に洗脳されている可能性があります。
そのため、1度見始めるとなかなか消せなくなるのは当然といえば当然です。
老後2,000万円問題が3年で55万円問題に!?
2019年金融庁が発表した「老後2,000万円問題」をご存じでしょうか?
65歳から夫婦で30年間生きたとすると、生活費が「2,000万円不足します」というもの。
2021年には「老後55万円不足」と変わっています笑 知っていましたか?
そもそも生活費は人それぞれ、「千差万別」といったところで一概に金額では表せないのではないかと思うのですが、当時メディアはこの「老後2,000万円問題」をあおり気味に放送していました。
生活費が足りないのであれば固定費を下げればいいだけだし、そもそも日本人は預金が大好きなのでみんなそこそこ持っているはずです。それでも不安を煽って放送する。
なぜかというと
それは「視聴率が稼げるから」です。今でいう「コロナ」ですね。
不安は美味しいネタ
2021年現在「老後2,000万円問題」は「老後55万円」問題になってる事を知っている人は日本にどれだけいるでしょうか?
基本的にメディアは「不安」をあおり、その「不安」を解消しようと人々は情報を探します。
「老後55万円」が不足しますと言って放送したところで何の刺激もありませんし、逆に人々は何もしなくても大丈夫と思ってしまいます。だれも興味もないし、面白いとも思わないでしょう。
これでは、将来に備えた金融商品も売れませんし、視聴率もとれませんから、番組のスポンサーにも良い思いをさせることができないので放送してもテレビ局もスポンサーも面白くありません。
だからテレビで「老後55万円問題」が放送されないんです。
殆どがネガティブニュース
朝から殺人事件が起きたなんていうニュースをよく目にしますが、なんだかネガティブになってしまいます。
明るいニュースよりも、ショッキングなニュースほど人々は飛びつきやすいので、そういった暗いニュースが増えるのは当然です。
こうなってしまうのも、やはり視聴率が稼げるからです。
これをマスコミは利用します。視聴率を稼ぐということは、お金を稼ぐということになるからです。
マスコミは視聴者の健康なんて考えていませんから、視聴者はマスコミにうまく利用されていると考えた方が良いと思います。
受け身の情報だから
テレビは一方通行の情報ばかりです。
それなのに、人々は自分の時間を長時間テレビに支配されてしまいます。
時間の使い方で重要なことは、自分で時間をコントロールできるかということだと思いますが、テレビは受け身の情報を得ながら、長時間過ごせてしまいます。
無料で楽しい番組を見せられていることに気付いている人は少数なのかもしれません。
テレビ番組はスポンサーがいて多額のお金を使って製作されます。
視聴率の良い番組で商品の宣伝をして、視聴者に商品を購入してもらうことで企業は利益を出しています。
テレビでCMを流すという、投資は大きなリターンを生み出します。
だから、テレビは非常に危険な存在だと思います。
今はインターネットでいろいろな情報を取得できます。
自分で選んでインターネットで検索すればテレビに思考を奪われることもなくなると思います。
洗脳
世の中のお金持ちの事を、テレビは以下のように放送します。
- 豪邸
- 庭にはプール
- ブランド物多数
- ペット
- 高級車
これがメディアが作り上げるお金持ちです。
多くの人がこのお金持ち像にあこがれを抱きます。
でもこれは、間違いなく洗脳です。
本当のお金持ちの姿
例えばアメリカのバークシャー・ハサウェイという会社の会長兼CEOでウォーレン・バフェットという人がいます。
2021年現在、資産額10兆円という世界で6番目のお金持ちは、中古の一軒家に住み、400万円の車に乗っています。
そしてほとんどのお金持ちはテレビを見ないと言われています。
こんなことはメディアでは放送されません。
「本当のお金持ちはこんな質素な生活をしていますので、皆さんも見習いましょう」とテレビで放送してもスポンサーはお金を稼ぐことはできません。
テレビ局の番組制作者は視聴率を上げて、スポンサーの商品を視聴者に購入させて、企業の売り上げに貢献しなければならないからです。
【変性意識】
テレビを見ているとき人は考える力が低下するといいます。
人間はものを考えるときに変性意識という状態になって、「無意識の間」を作り上げます。
テレビ番組の映像や音は脳が無意識に記憶させられています。
視聴者は知らず知らず、洗脳されているんです。
最後に
おのけんは世の中には搾取される側の人と搾取する側の人がいると思っています。
テレビという媒体は間違いなく搾取される側の人間を作り出すものとなっている気がします。
自分がそうだったから間違いないと思います。
そして恐ろしいことに、テレビで発信されている情報をほとんどのひとが鵜吞みにしてしまいますよね。
自分の時間をテレビに奪われているから「テレビを見るとバカ」になるんだと思います。
実際世の中のお金持ちほどテレビは見ないで、貧乏人ほどテレビを好む傾向があるそうです。
フェラーリのCMを見たことがあるでしょうか?本当のお金持ちはテレビをみません。
実際に、テレビで「この食品はダイエット効果が高い」と放送された途端、スーパーで売り切れになるというのはまさにそういうことですよね。
テレビに使う時間をコントロールして、貴重な自分の時間を確保しつつ、自分の頭で考える力を取り戻したいものです。